英語以外の世界の主要な言語って?

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 外国語を学ぶ時に、英語以外に何語を学ぶべきか?と考える人は多いはずです。何語を学ぶかは、その人の目的や関心のある地域によるでしょう。世界言語の重要度をランキング化したもの(World Economic Forumの発表するPower Language Index[1])もありますが、英語が唯一無二の国際言語となった今、その他の言語で順位はつけられないのではないでしょうか。

英語の次に重要な言語とは(順不同)

  • 中国語:ビジネスの世界で活躍したいと考える方にとって、やはり英語の次に中国語が重要になるでしょう。人口は近々インドに抜かれますが、それでも10億人以上の人が話す言語の優位性は不動のものでしょう。近い将来、世界のGDPのおよそ20%を占め、米国を抜き世界第一の経済超大国になると予測されています[2]
  • スペイン語:本国スペイン語や中南米諸国だけでなく、アメリカ合衆国でも2050年にはスペイン語を第一言語とする住民が人口の3割になるとの予測も出ています[3]。インターネット上で使われる言語としても高い地位を誇っています[4]。メキシコやコロンビアなどの経済発展も目覚ましいです。南米のペルーやボリビア、パラグアイには日系人社会もあり、日本人にとっては親しみやすい言語かもしれません。また、独自の巻き舌などを除けば、日本人にとって発音はしやすい言語の一つでしょう。
  • フランス語:フランス語の実質的な優位性は相対的に下がっていますが、未だに国際機関等では英語に次ぐ優位性を保っています。西・中央アフリカ諸国、ハイチの公用語でもあります。ただし、スペイン語圏との大きな違いは、フランス本国やカナダのケベック州、ベルギーやスイスの一部地域などを除き、アフリカ諸国では彼らの母国語ではないということ。一方、中南米ではボリビアやペルーのケチュア語族などを除けば、スペイン語は彼らの母国語です。将来的には、アフリカフランス語圏の大国であるコンゴ民主共和国の内政が安定し経済発展に向かえば、フランス語話者にとって大きなビジネスチャンスになるかもしれませんね。
  • ポルトガル語:本国ポルトガルやブラジルをはじめ、アンゴラやモザンビークを含むアフリカ5ヵ国の公用語です。国連公用語には入っていませんが、マカオや東ティモールなど世界各地の公用語となっている言語の一つです。世界最大の日系人社会(およそ200万人)を構成するブラジルの言語であることは、日本人にとっては親近感のある言語かもしれません。スペイン語との親和性もあり、スペイン語を勉強したことがある人には学びやすい言語です。
  • インドネシア・マレー語:アジアの一員としては、東南アジア諸国連合(ASEAN)の盟主であるインドネシアの言語が話せるとビジネスチャンスが広がるでしょう。インドネシアは近い将来GDPで日本を抜き、中印米に次ぐ経済大国になると予測されています[2]。隣国のマレーシアやブルネイ、一部のシンガポール人の第一言語でもあり、その汎用性は高いはずです。また時制がなく文法も平易であり、学びやすい言語の一つではないでしょうか。

 もちろん上記以外にも、アラビア語やロシア語、ヒンディー語、スワヒリ語など地域を代表する言語はいくつもあります。冒頭にも述べた通り、何語が重要であるかはその人の目的や関心のある地域によるでしょう。

マルチリンガル

 マルチリンガル(Polyglot)のYouTuberも活躍していますね。オランダのWouter Corduwener、アメリカのTim Doner、南アフリカのLindie Botes、日本の秋山耀平さんなどはなんと10か国以上話せるようです!言語に対する情熱は相当なものですね。

YouTube: Lindie Botes
Copyright © Lindie Botes

これからのAI時代に向けて

 これからはAIの時代。自然言語より、プログラミング言語を学んだ方がずっと役立つよ!と思う人もいるかもしれません。ディープラーニングにより完全な自動翻訳アプリケーションも近い将来、登場するでしょう。ただ、その時にネックになるのは会話に「間」が生じてしまう問題。どんなに瞬時に翻訳できても、日本語は基本的に名詞から始まり動詞で終わる。一方でヨーロッパの諸言語は名詞の後にすぐに動詞が来る。メールなどの文章でのやり取りならまだしも、実際に海外に出て現地でスムーズにコミュニケーションを取るには、時代が変わってもやはり英語が話せると役立つでしょう。また、言語を学ぶことは人間の脳にとっても大切なこと。AI時代に脳活の一つとして言語を学び始める人も現れるのではないでしょうか。

執筆:稲川 武


脚注:
1. Power Language Index. World Economic Forum
2. The World in 2050. PricewaterhouseCoopers
3. El español: una lengua viva. Informe 2014, Instituto Cervantes
4. Internet World Stats

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